ベンガルヤハズカズラ
mingleart
國吉清
2023年3月現在、数少ないアクリル画である。
とある病院に何日も通った時期。悶々とした日々を過ごす中で病院の広い駐車場の脇にひっそりと咲くこの花に癒されていた。
芙蓉という花は、咲きはじめの朝から昼にかけては純白であるが、時間とともに色づき夕方にはピンクになる。
そして、翌朝には萎んで落花し元の花の姿は見られない。
しかし、青い晴天の元、次々と咲く花々は落花した花を忘れさせるほどまぶしく映え、その潔さから漏れる切なさを感じ表現したいと筆をとった作品である。