横浜港
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國吉清
クリスマスが近くなると我が家では、クリスマスデコレーションが飾られるのが慣例となっている。
子供たちが小さいころからの習わしで、妻も一緒になって楽しんでいた。
あの頃は、子供たちにとって夢と現実が曖昧な中で色々ある行事の中では特別であったようだ。
そして、成人してもその夢を思いだし、クリスマスになると閉まっておいたデコレーションを引っ張り出してきて飾るようになっている。
そんな年末のある日、クリスマスの雰囲気を出すため「真っ赤なクリスマスフラワー(ポインセチア)が欲しいね」という娘の一言から、鉢植えのクリスマスフラワーを装飾用の鉢と一緒に購入し床の間に飾った。
それがこの絵である。
油絵にするために背景には補色の布をおいて描いた。
よく観察すると葉っぱの色が下位葉の濃緑色から次第に紫や赤紫、そして赤に変化しており色のコントラストが面白い。
赤は難しいと聞かされていたが、やはり紅葉した葉を色々な赤色系の色を試したがイマイチぴったり感がなかった。
紅葉した葉の周辺にオペラを使ったら何となく鮮やかさが出たので満足した。
赤い葉の中心には黄色い小さな花をつけている。
クリスマスフラワーの花言葉は「祝福する]「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」である。
現在、この花は鉢から出して地植えにしているが、毎年クリスマスから夏まで庭の一角に真っ赤な花を添えてくれる我が家の大切な花木の一つとなっている。